社労士試験受ける人ってどういうキャリアを考えているんだろう…?
自分の将来が不安だ…。
今の仕事じゃなく違う職種に転職したいけどどうすれば…
どうも、ほとけです。
自分のキャリアに悩んでいる方は多いかと思います。
そういった不安が資格試験を受けるきっかけ、という方も少なくないでしょう。
そこで今回は、私がなぜ社労士資格を取ろうと考えたのかを実体験をもとに解説していきます。
簡単に言うと自分語りなんやけど、
ワイが、
- どういうキャリアプランを描き
- どういった経緯で社労士を選び
- どうやって未経験業界へ転職したか
これをひとつのケーススタディとして参考にしてみてね。
転職しようとしたきっかけ
まず転職をしようとしたきっかけについてですが、
私の場合は、
うん、今の仕事、嫌すぎるな!!!
と、ほとんどの方がもっている現職への不満から転職を決意しました。
しかしその時点で、
- アラサー
- 特に資格なし
- 専門的スキルなし
という状態。
「このままでは専門的なスキルを積むことなく歳をとっていくのでは…」
このような不安から、
何か強めの資格を軸にして、新しくキャリア築いていこ〜っと。
そう思いたち、そこから自分がどのような資格を軸にするべきかについて考えはじめました。
その結果、
こういった条件を兼ね備えた資格を自分のキャリアの軸にしようと決めました。
そしてこの条件に当てはまるのが社労士でした。
他にも候補の資格はあったんやけど、
いろいろと理由があって選ばなかったんよね…
社労士をキャリアの軸にしようとした理由
まず、私が社労士を軸にしようとした理由はこちら
先程紹介した自分のキャリアの軸にする資格の条件を満たしていたんですね。
キャリアの選択肢が多いと、
まあ、今の会社が嫌になっても独立できるし~♪
このように精神的な余裕ができるというメリットがあります。
また、この中では特に「働きながら取れるギリギリの難易度」というのが私の決め手でした。
取得できれば転職活動で、
- 一定の知識とポテンシャルがある人
- 働きながら自己研鑽を継続できる人
というアピールが出来るからね。
まずは職に就けないと経験も積めないからねぇ。
なるほどなぁ。
でも、他にも専門性がある難関資格ってあると思うけど、
なんでそれは選ばなかったの?
私が他の資格を選ばなかった理由
私が他に候補として考えていたのはこの3つ。
- 行政書士
- 弁理士
- 税理士
(別に意識してはなかったのですがなぜか全て士業でした)
行政書士
結構迷ったけど、
一般企業での勤務登録ができない
という点が理由やったなぁ。
行政書士は一般企業での勤務登録ができません。(士業事務所は可)
この選択肢が狭まるということを理由に私はスルーしました。
ただ、行政書士は
- 専門性・独占業務があり
- 登録ができないだけで一般企業法務部などに需要があり
- 転職活動で評価される
資格ですので、あくまで個人的な意見として捉えていただければと思います。
弁理士・税理士
○弁理士
特許など知的財産の専門家。
業務としては知的財産権に関する取得や相談などを行います。
特許事務所勤務や独立開業、さらには企業内弁理士として一般企業で勤務することも可能です。
○税理士
税務の専門家。
税務相談や税務書類作成などの独占業務があり、専門的スキルが必要とされます。
また、税理士業界は1兆円を超える市場規模があります。(ちなみに社労士は数百億程度)
え~、めちゃくちゃいいじゃん!
なんで選ばなかったの?
平均学習時間…
弁理士、3000時間!!!
!!!
税理士、6000時間!!!
あわ…あわわわ…
人によって変わると思いますが、一般的に言われている平均学習時間はこのくらいになります。
社労士資格の平均学習時間が800時間と言われていますので、
取得までに弁理士は約4倍、税理士は7.5倍程度の時間がかかる計算になります。
(あくまで平均の学習時間で取得できたと仮定した場合です)
これは…働きながらは相当厳しいね…
さきほど私が「働きながら取れるギリギリの難易度」が決め手といっていたのは、こういった経緯からでした。
- 働きながら学習できて
- 私生活を犠牲にしすぎることなく
- キャリアアップできる
これを兼ね備えていたのが社労士でした。
こうみると社労士って、
働きながら取得するってところで見たら
ちょうどいい難易度なんだね。
そうなんよね。
自己啓発、キャリアアップは大事なことなんやけど、
自分の幸せにとって大事なもの(趣味、家族、友人など)を犠牲にしすぎるのはあんまりかなぁと思ってね。
社労士試験合格から転職まで
このように決めてから、社労士の学習を独学ではじめました。
社労士試験の学習に関する記事はこのときの経験をもとにしています。
その記事がこちらになります。
その時の経験・そこから導いた考え方は、こちらの記事をご覧いただければと思います。
転職活動について
そして合格後に転職活動をはじめました。
その際に考えたのは、この2点。
- ブラック事務所は嫌(切実)
- どうやって未経験から就職するか
ブラック事務所の見分け方
ブラック事務所は残念ながら一定数あるのですが、それを見分けるわかりやすいポイントがあります。
それは面接時の事務所代表の態度です。
私もいくつかの事務所に面接に行きましたが、高圧的に接してくる代表の方もいました。
そういったところは内定を頂いても辞退しましたが、
後々同僚や同じ業界の方で、その事務所に勤めていた方に話を聞くと、
あの事務所はちょっと…
ということで、「やはり…」という評判でした。
100%当たるというわけではありませんが、これから社労士事務所に就職・転職しようという方は参考にしていただければと思います。
未経験からどうやって就職・転職をするか
ではどうやって未経験の状態で転職を成功させるのか、についてですが、
- なぜこの業界・職種に転職しようと考えたのか
- 活かせるスキルは有るのか
これらを明確にすることが重要です。
それまでの職歴が全く関係ない業界・職種であっても、
これを面接などでしっかり話すことができれば、あとはその事務所とのマッチング次第だと思います。
逆にこの4点を話せなければ、
なんでこの人ここに応募してきたんやろ…。
と思われてしまいます。
これではスタートラインに立つこともできません。
ポイントの具体的な説明
2のきっかけについて
人によって様々かと思いますが、ここはかなり重要です。
なぜ今までのキャリアではなく未経験分野に転職しようとしたのか。
ここは自分のストーリーの土台になる部分です。
これをきちんと説明できなければ、3,4の説得力がなくなってしまいます。
ちなみに私はこんなことを説明しました。
- 前職の労働条件に疑問を持ちその中で社労士を知った
- 最初に説明した将来のキャリアへの不安から…など
3のどういった努力をしたかについて
その業界職種に関する資格取得などをアピールしていきましょう。
私の場合は社労士試験合格でしたね。
4の事務所を選んだ理由について
社労士事務所を例にしますが、
事務所ごとに何を得意とするのか、どういった層を狙っているのかは違います。
- 中小零細企業の社保手続き給与計算などを包括的に行うところ
- 労務相談などコンサル業務をメインとしているところ
- 大手企業の社保手続きなどをおこなうところ
- 障害年金を専門にしているところ
など、様々です。
「4、その事務所を選んだ理由」は自分のこれまでの経緯(ストーリー)の終着点になります。
これまで1~3のようなことがあって、なぜその事務所を受けたのか。
「じゃあ他の事務所でいいじゃん…」と思われないように、
ここをきちんと説明し納得してもらえれば成功確率はグッと上がります。
こういったことを踏まえ、
面接官に対して、
- 自分のストーリーを伝え納得してもらい、
- その分野に関するスキルや自己啓発についてアピール
これを忘れないようにしましょう。
具体的な就職・転職サイトについてはこちらの記事に記載していますが、すでに経験がある方でしたら
などの転職エージェントを利用されるのがおすすめです。
まとめ
長々と自分語りをしてしまいましたが、
- 未経験業界・職種へ転職を考えている
- 自分の将来のキャリアについて悩んでいる
こういった方には、ひとつのケーススタディとして参考にして頂ける内容かな、と思います。
この記事が、当時の私と同じ悩みをお持ちの方の助けになれば幸いです。
それでは今回はここまで。どうもありがとうございました!
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