どうも、ほとけです。
どうですか皆さん、儲かってますか?

え?ワイはどうなんやって?
…そっとしておいてくれるかな(うっすら涙を浮かべて)
相場の地合いが良く、順調に相場が上昇していたとしても、突然調整がおきて株価が急落する、なんてことがよく起こります。
そんなときでも利益を出す方法が「インバース(ベア)」です。
ここでは「インバース(ベア)」とはなにかを説明し、私も購入した(ことがある)ダブルインバースに関しても解説していきます。

結構特殊で、注意も必要なものやから一緒に勉強していこうね~。
【注意】この記事は銘柄に言及していますが、個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にはリスクがありますので、ご自身の判断・責任のもとおこなっていただきますようお願いいたします。
インバース(ベア)解説&メリット
はじめにインバースとはなにかについて簡単に説明します。
株投資でよく使われるインバースとはインバース型ETFのことを指します。
このETFは、日経平均やTOPIXなどの指標とは逆の動きをするものです。
インバース(inversse)とは「逆」という意味の単語なので、そこから来ているんですね。

つまり、日経平均などの指標が上がれば下がり、下がれば上がるということやね。
そのため、インバースを購入すれば空売りと同じように、下げ相場でも利益を得ることが可能なため、調整局面へのリスクヘッジとして利用することができるという点が大きなメリットに挙げられます。
また、ETFなので株と同じように売買ができ、さらに最低単元が1~10株のため、そこまで資金がない方でも比較的購入しやすいというメリットもあります。

色々メリットは有るんやけど、デメリットもあるから注意してね。
「ベア」と「ブル」とは?

インバースのことを「ベア」っていうのはなんで?
これはクマが攻撃するときに腕を振り下ろす仕草をすることから、株価などが下がることを表す言葉として使用されるようになったそうです。
逆にレバレッジ型ETF(指標の数倍の動きをするETF)は「ブル」と言われますが、これは雄牛が角を下から上へ突き上げる仕草から株価が上昇することを表す言葉として使用されています。(後述するダブルインバースなどはレバレッジ・インバース型ETFと言われます。)

ETFの名前にも「ブル」や「ベア」が使われてるから、検索するときはそっちも使って検索するのがええよ。
インバースのデメリットとは
では、インバースのデメリットを説明します。
これは一言でいうと、「長期保有に向いていない」という点に尽きます。

なんでインバースは長期保有に向いていないの?
長期的保有をおすすめしない理由
株式市場は拡大し続けていく
基本的に株式市場は拡大し続けていきます。
積立NISAなど、長期投資でインデックス投資が推奨されるのはこのためです。
(ヤフーファイナンスより引用)
こちらはNYダウの10年チャートですが、途中調整もありますが基本的にはきれいな右肩上がりになっていますよね。
(ヤフーファイナンスより引用)
ちなみにこちらは日経平均の10年チャート。
NYダウほどではないですが、こちらもやはり右肩上がりのチャートになっていますね。
世界各国では金融政策としてインフレ目標を設定しており、毎年2%程度のインフレになるように金融緩和・引き締め等をおこなっています。(2~3%が経済発展において健全な数値とされているため)
株式や不動産、貴金属を保有することは、このインフレヘッジとして有効とされていますが、逆に考えると、ほとんどの国でインフレは起こるべくして起こっており、株式などの価値は年々上昇していくのが自然ということでもあります。
このことから、インバースはこの流れに逆らうものであるため長期保有には向かないとされています。

押し目とか調整の場面でヘッジとして利用する、とかなら有効やと思うよ。
ただ、過去の例からも長期的に指標は上昇していくと考えられるので、インバースは短期で、と考えたほうがええと思うよ。
ダブルインバース、ベア2倍について
代表的なインバース型ETFを挙げると、
などがあります。

このダブルインバースとかベア2倍ってなんなの?

お、気づいてしまったか…。
このダブルインバースやベア2倍というのは、指標の2倍、逆の値動きをするETFのことです。
例えば、指標が5%下落すれば、これらのETFでは+約10%になるということになります。(完全に指標の2倍になるというわけではないので注意)

え~、すごい!これ買っちゃおうかな!

ちょっとまった!!
逆に5%上昇したら、ー10%になるんよ。
利益も倍やけど、損失も倍になるんやで。ほんまにええの…?

う、う~ん…
そう、このダブルインバースやベア2倍などのレバレッジ・インバース型ETFはハイリスク・ハイリターンな銘柄なのです。
うまく決まれば大きな利益を得ることができますが、その反面、損失も多大なものになります。
ダブルインバースなどレバレッジETFの注意点
このダブルインバースを始めとしたレバレッジ型ETFは、長期的期間では指標と異なる動きになる、という注意点があります。
詳しい説明は省きますが、このレバレッジ型ETFは1日あたりの値動きの○倍を目指すもののため長期期間ではどんどん乖離していってしまうのです。
利用する際は、こういった特質をよく理解しなくてはいけませんね。
まとめ
今回はインバースのメリットデメリット、ダブルインバースなどの紹介をしました。

説明したように普通の株と比べると特殊なものなので、利用する場合は、メリット・デメリットをちゃんと理解してからにしようね~。
ちなみに、私がダブルインバースを購入して右往左往した話はこちらになります。
当時の感情をほぼそのまま書いていますので、興味のある方はご覧いただければと思います。

それでは今回はここまで。ありがとうございました!
【注意】この記事は銘柄に言及していますが、個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にはリスクがありますので、ご自身の判断・責任のもとおこなっていただきますようお願いいたします。
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