どの時期にどんな事があるのか、
独学だと誰も教えてくれないから不安だな…。
独学の場合は、どういうスケジュールで進めればいいのかな?
独学で社労士試験を受験しようとする場合、
- どの時期に
- どんな事があるのか
- 何をやっておくべきなのか
わからなくて不安になることありませんか?
資格学校に通っていれば学校からお知らせ等がありますが、独学の場合は自分で情報を取得しないといけません。
ワイも最初から独学で学習を始めたけど、特に1年目は予定がわからなくて、「もっと早く知っておけば…」ってことも多かったんよね。
そこで今回は、独学における社労士試験のスケジュールと注意点を解説します。
初学者の方だけでなく、複数回受験の方の注意点もご紹介しますのでぜひご覧ください。
社労士試験のスケジュール
では社労士試験のスケジュールをざっくりと解説します。
8月
・本試験。毎年第4日曜に開催される。
9〜10月
・試験後、解答や合格ライン、救済科目の予想などが議論される。
初めて受験しようという方は、社労士試験の全体像がつかめる初学者向けテキストが発売されるのでこちらを購入してみるのもおすすめします。
また、自己採点の結果、残念ながら来年も受験するという方はこの時期が非常に重要です。
11月
・市販の新年度版テキスト、問題集が発売されはじめる。
社労士試験では法改正が多く、常に最新のテキストや問題集を使用する必要があるため、複数回受験の方もこの時期に新しいものを購入しましょう。
私のおすすめの問題集はこちらの記事をどうぞ。
12月~3月
・問題集を解き続けて基礎を固める期間。
社労士試験は過去問からの出題が多いため、
- 過去問を土台
- 予想問題で知識をプラスα
というイメージで知識をつけていきましょう。
テキストや問題集の考え方に関してはこちらの記事で紹介しています。
4月
・法改正・一般常識対策テキストが発売されはじめる。
法改正・一般常識は超重要ですのでテキストが発売されたらすぐに取り掛かりましょう。
本当はこの時期でも遅いくらいなので、ネットやSNS等から、なるべく早い段階で法改正情報を取得するのが理想的です。
5月
・模試が各資格学校で開催される。
独学であっても模試だけ受験することは可能なので、試験会場の雰囲気に慣れたいという方は受験するのもいいかと。
この時期の模試は各資格学校の「予想問題の集大成」とも言えますので、そういった意味でも受けるメリットは十分有り。
6月~7月
・直前期突入
ここまで積み重ねた知識を固めつつ、更に上乗せしていく期間。
この時期はこれまで学習してきた知識がつながっていき、試験点数の伸びが大きいため、模試などであまり良くない結果であっても、諦めずに学習を継続することが重要です。
8月
・そして本試験へ…
以上が社労士試験、特に独学においてのスケジュールです。
なるほど~。
なんとなく流れはわかったけど、独学での注意点ってどんなものなの?
うむ、それも説明していくで~!
独学における注意点について
独学で社労士試験を受ける際には、
- 法改正への早めの対応
- 学習スケジュール組み立てと修正・実行
この2点に注意が必要です。
では、この2つと複数回受験の方の注意点も紹介していくで~
法改正をなるべく早く掴み、学習すること
独学において特に重要なのが法改正情報を早く掴み学習し始めることです。
テキストや問題集を買って、ただそれを学習しているだけでは法改正情報を知るのは4月以降になってしまいます。
この時期はすでに本試験4ヶ月前。これから、
- 過去問・予想問題の復習
- 模試
- 一般常識対策
などを行いつつ法改正を学習していくとなると、スケジュール的にかなり厳しいです。
更に、法改正問題は出題確率が高い割にボリュームはそれほど多くなく得点源となるため、早めに学習しておくべきです。
法改正情報を早く掴んだほうがいい、もう一つの理由
法改正情報を早く掴む理由はもう一つ有ります。
それは「間違った知識を定着させないようにするため」です。
間違った知識??
間違った、というか「古い知識」というべきかな。
社労士試験関連法案は法改正が多く、以前は正解だった選択肢が法改正によって不正解となることがあります。
早く法改正情報を掴むことで、
- 間違った知識(古い知識)を覚えてしまうこと
- それに時間を費やしてしまうこと
を防げるのです。
テキストや問題集の修正や法改正対応
大体のテキストや問題集は、販売している出版社のサイト等に
- 正誤(修正)情報
- 法改正情報
が掲載されていますから、こまめにサイトをチェックして該当箇所を自分で直していく必要があります。
ワイもやってたけど、地味にしんどい作業なんよね、これ…。
学習スケジュールを組み立て、修正・実行する
社労士試験は年単位で学習していかなければいけないほど、学習ボリュームの大きい試験です。
1年計画で学習を進めていっても、
- 仕事が忙しくなって学習が進まなかった
- 体調を崩してしまい学習予定が消化できなかった
などなど、計画通りにいくことなんてほぼ無いでしょう。
こういった場合に
- 計画を修正し
- 現状の学習状態を把握し
- 日々の行動に反映する
というプロセスは必須であり、独学であればこれを自分で行わなければなりません。
それが難しいのよね…仕事も家事もあるし。
そうよねぇ。
余裕があるのであれば学校に通ったり、社労士24(大原の教材)を利用したりして、効率よく学習していくのがええと思うんよね。
複数回受験の場合の注意点
今年はだめだったけど、来年も受験する!!
このような複数回受験される方は、
試験後すぐに勉強を再開しましょう。
私も複数回受験経験者(3回目で合格)ですので、
- 試験終了後はゆっくりしたい
- あまり取れていなかった家族・友人との時間を大事にしたい
こういった気持ちはよくわかります。
体を休めたり、大事な方との時間をとるというのはもちろん重要なことです。
ただ、学習を完全にやめてしまうというのは絶対にするべきではありません。
なぜなら、
- 蓄積してきた知識
- 学習の習慣
この2つを一気に失ってしまうからです。特に学習の習慣は死守しましょう。
スキマ時間などでもいいので、少しでも学習を継続し続けることを心がけてください。
あれ、前のこの記事読んだけど、
「すべきこと」全部してなかったんじゃ?
う、うん、せやから、みんなには注意喚起してるんよ…(汗だく)
まとめ&モチベーションの維持について
こうやって見てみると、独学って通学と比べて自分でやらなくちゃいけないことが結構あって、なかなか大変だね…。
そうなんよね。
しかも、モチベーションも維持し続けないとあかんからねぇ。
独学で辛いところが、「勉強仲間が近くにいない」という点です。
TwitterなどのSNSを使い、毎日有益な情報をつぶやいてくれる社労士24公式アカウントや社労士受験生の方をフォローしつつ、モチベーションを維持するのが有効な手段だと思います。
また、「後回し」にしない技術 という本に学習を継続していく具体的な方法が書かれています。
なにか目標を立てて実行する際に、
- 始める際のモチベーション
- 継続していくモチベーション
このどちらも必要で、しかもこの2つの中身は異なります。
社労士試験のように、年単位で学習を継続するためにどうすればいいか知りたい!という方におすすめの本です。
それでは今回はここまで。お読みいただきありがとうございました!
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